シクロクロスC1昇格への道のり ③トレーニング その2レース会場でのトレーニング

自転車に限らず、技術を向上させようとするときに有効なのが、上手い人を真似ることです。そう考えると、レース会場ほど上手い人が集まっている場所はありません。

 (試走中の写真を後で追加)

なので、上手い人(単純に速い人とも限りません)を見つけて観察したり、話を聞いてみましょう!もし良ければ、一声かけて後ろで試走させてもらいましょう!いろんな発見があります。

 

「減速はそこからするのか」

「ラインはそこか」

「コーステープを押して行くのか」

ペダリング開始が早いな」

「かなり後ろ荷重だな」

などなど、回数を重ねると見る視点も広がってきます。

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コーステープギリギリまで使って走ることも photo KasukabeVisionFilms

 

試走でとにかくたくさん走りたい気持ちもわかりますが、それよりも周りに目を向けると、上達の近道が試走中にたくさん転がっています。

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試走中でも声かけてもらえたら話しますよ photo M.Hattori

 

そして、観察して発見したことをたくさん試しましょう!僕は試走で複数のラインを試すことにしています。シクロクロスに関しては"最短が最速とは限らない"のです。シクロクロスのレースは、ほとんどが朝らからC4→C3→C2→C1と進んでいきます。(C2が最後のことも多い) 多くの人が走って見た目でわかるラインが出来ていてもそれが速いラインとは限りません。芝が掘られ土になったアウト-イン-アウトよりも芝が残っているアウト-アウト-アウトの方が速いこともあります。遠回りのように見えても減速せずに走れるならそちらがよかったりします。

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教え合いながらチームで試走するのもあり

 

また、ライン取りだけでなくタイヤの空気圧もいろいろ試しましょう!僕は以前2.2bar~1.8barで走っていました。そもそも、それより下げたことがなかったのです。低圧の方が有効なのは知っていても、どのくらいまで下げれるか知らなかったからです。下げすぎたらパンクすると思い込み、試すこともなくいつも同じような空気圧で走っていました。しかし、砂コースで知人の1.0barにセッティングされた自転車を借りたら、スイスイっと砂を走ることが出来たのです。衝撃でした。それ以来試走で一周走っては0.1bar下げということをしています。今は1.5bar~1.7barで走ることが多くなりました。砂コースだと1.3barくらいになります。

f:id:lozo1020:20181217184112j:plainphoto by BOSS Y.Takagi

 

このようにレース会場で(もちろん普段の練習でも)試行錯誤することが、体力とは違う面で速くなるために重要だと感じています。