東海CX 2017-18 第5戦大野極楽寺公園 ハッチィCUP 2018/1/14

1年前に書いたものです。

C2 優勝/25名出走 (4%) C1へ昇格

 


『やっとだ!やっとあの人達と走れる!』FINISHラインを超える数秒前、そんなことを思っていた。

 

C2としての期間は1シーズン半。しかしそれ以上に長く感じた。
2017-18シーズンは茨城6位から始まり、広島で2位、各務原で4位と序盤から好調だったが昇格はできず。極めつけは東海第4戦のWNPでの2位。周りからは『すぐ昇格できるよ』という励ましと『この調子じゃC2芸人や』という挫く言葉の両方をかけられ続けてきた。気持ちを切り替えて、楽しんで攻めた先週の関西第6戦希望ヶ丘はよかった。そのイメージを保ちつつ、プラスして考えていたのは序盤のペース配分。初めの3周くらいは様子を見ることに決めていた。


今回の会場は初開催である愛知県一宮市の大野極楽寺公園。
キャンバーや3種類の階段、小さなアップダウンなどスピードに乗ったまま次から次へとポイントをさばいていくコース。楽しい!しかし、ランはない。これまでランで稼いでいたところもある自分は持ち味を生かせるポイントは少なかった。

試走は上手い人を見つけて一緒に走る。朝試走ではハッチさんと秀多。昼試走ではおっちーさんと余語さん。筧さんにポイントを聞くと『おれに抜かれなければ優勝できる』と笑いながら答えてくれた。(筧さんのCM1とは混走)

 

 

スタート10分前コールアップが始まる。ゼッケンは2番。1列目右側を選択。


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コースの流れをイメージしながら周りを見渡す。同じ列にはチームメイトの翔さん涼さん。後ろにはともさんさまーさん。コース外ではカメラを向けてくれるKikuzoさん・ようかんさん・高木BOSS。

14:20レースが始まった。これまでなら初めからフルパワーだが、飛び出さず冷静に5位くらいで進む。


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途中の舗装路で3位に上がる。3つ目の階段前で2位の翔さんをかわす。


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2周目は2番手で様子を見る。前の選手の方がコーナーはうまいが脚は自分の方があることがわかる。3周目の舗装路ストレートで踏んで前に出る。そのまま離せるかと思うがそう簡単ではない。『前出たなら踏み切って差つけて』秀多から指摘される。


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4周目以降踏めるところは目一杯加速してペースアップを図る。『5秒差付いた』と周りからの声。よし!


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落ち着きながらもペースは緩めず走る。ラスト2周、周りから多くの声が聞こえた。
松井さん『小林焦るなよ』
ともやんさん『小林君その調子』
高木BOSS『振り向くな!』
おっちーさん『踏め!』
気づくと後ろとの差が広がっていた。後ろはミスをしていたらしい。


そして、最終周回。最後の階段をこなし、バイクに飛び乗った。


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前にはFINISHラインが見える。コース脇からは歓声が聞こえる。(みんなはゴール前ハイタッチを待っていたが気づかなかった) 後ろの選手は見えない。チームのロゴを指さした後、全力のガッツポーズ!


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ゴール後おっちーさんをはじめ多くの方が僕を囲んでくれた。握手をした。ハイタッチをした。思ってもないことに胴上げまでされた。最高だった!


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片付けに向かう途中『抜かれませんでしたよ!』と筧さんに言ってやった!


振り返るとレース中、応援してくれる人がいること、野次を飛ばしてくれる人がいること、カメラを向けてくれる人がいること、競い合う相手がいること、そのどれもが嬉しかった。

さあ、これからトップカテゴリーのスタート!
C1初戦はいきなり2Days & JCX の愛知牧場!どこまでやれるか!


photo by Y.Takagi & Kikuzo & youkan


bike:SCOTT addict cx
tire: IRC SERACCX

(F)1.6気圧
(R)1.6気圧