C1
10位/30名出走(33%) -1lap
標高1416mの霧の中、ぬかるんだ土の上を走る。ここは白樺湖の畔のスキー場。例年のような賑やかな歓声は聞こえない。しかし、土にまみれ泥だらけになりながら、コーステープの内側を走るその姿は見慣れた光景だった。今年も始まる。
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さて、ブログのタイトルに食事とつけておきながら、そういった内容をほとんど書いていませんでした。そこで今回はレース当日の食事をお見せします。レースは13:00スタートなので、3時間前の10:00にはメインの食事を終えようとしています。これは、食べたものが消化され、エネルギーとして使えるようになるまでの目安です。他に気をつけていることは水分補給。CXは競技の特性上、レース中に水分補給をすることが難しいので、朝から(日によっては前日から)スポーツドリンクをちびちび飲み続け、体に水分を蓄えます。ウォーターローディングというそうです。これは足吊り対策としても効果を発揮します。
《レース当日の食事》
5:00 緑茶(ホット)
5:30 バナナ
7:20 肉まん、赤飯おにぎり、飲むヨーグルト
7:50 クッキー2枚
9:30 バナナ
会場に着くまでの車内でスポーツドリンク500mlをこまめに
10:20 山菜おこわ、コーヒー(BUCHYO COFFEE)
昼食後レース前までスポーツドリンク300mlをこまめに
12:40 アスリチューン(コーヒー)
13:00 レーススタート
レースはゼッケン21、3列目。1列目にはMTB全日本10連覇中の山本幸平さんをはじめ、小坂正則さん、丸山厚さん、松本駿さん、兼子博昭さん、加藤健悟くん、戸谷亮司さんとそうそうたるメンツ。
スタート3分前、上着をパチョさんに預け、ギアを確認。フロントは42T、リアはローから4枚目の25T。
スタートの合図と同時に飛び出す。同列スタートのおしょうが左から上がっていくのを視界にとらえ「負けてられない」とスイッチが入る。
JCXではないので80%ルールはない。初戦ということもあり、1時間で出し切る走りを心がける。
コースはスキー場に作られたものであるためアップダウンが激しい。加えて路面はマッド。信州の高いシケインも相まってとてもハード。Raphaの矢野さんから試走時に『ここは踏むところと休むところのメリハリつけとかないときついね』と聞いたので、踏み続けるのではなく、力を出すべきところで出す="遅く走らない"(登り等で頑張る)を心がける。下りや平坦は踏むよりもブレーキを減らし、理想のラインを走ることを意識。
意識したことといえば他に以下のようなことがあげられる。
・CL1,C2,M1のレースでライン取りを勉強。
→多少大回りでもスムーズに行けるラインを選ぶ。
シケインの後は右寄り。(後のテクニカルなセクションが右寄りだと走りやすい)
・登りでダンシングするとリアが滑るので、シッティングで荷重に気をつけて踏む。
(リアもMUDタイヤにすればよかった)
・泥ではなくコースきわきわの草が残ってるところを踏んでいく。
・意識を外に向ける(レース中でもカメラ目線)
2周ほど走り、レースが落ち着くと、前にはSNEL橋本選手、後ろに日本ろう自転車競技協会箭内選手&SuwakoRacingTeam野口選手パック。コーナーや登りで前後を確認するがどちらとも差が広がらない。そのまま周回を重ねる。
しかし、全8周回の6周目中盤でトップを走る山本幸平選手にlapされる。ちょうど登りの頂上だったので、ここから下りでついていければと欲が出るが、テクニックの差があまりに大きく、瞬く間に離されていく。
lapされたことで、自分の周回数が1減り、次が最終周回となる。出し切る意識でシケイン前、階段後の緩斜面、メインの登りでぐいぐい踏んでいく。「前に追いつけるか?」と期待していたが、橋本選手は山本選手から逃げ切ろうとかなりプッシュしていたようだった。最後は順位が変わるわけではないが、finish strongの精神で踏み切ってゴール。よろよろとコースから出て横になった。
この疲れ切って地面に横になるときの感覚は格別。きつくても何度も走りたくなる中毒性がこの競技にはあると思う。
さて、再来週はJCXがスタート。小貝川で楽しく走れるように休息と練習していきます!
使用機材
SCOTT ADDICTCX10
使用タイヤ
前 (1.7bar) IRC SERACCX MUD
後 (1.7bar) IRC SERACCX
天候:霧雨
気温:19℃
路面:泥・草・砂利