シクロクロス全日本選手権2018

シクロクロス全日本選手権2018

男子エリート

47位/78名出走(フルラップ完走)

 

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日本で一番シクロクロス速い選手を決める大会。楽しい時間は、あっという間に過ぎてしまった。やっぱりあの舞台は、特別だったなと思い返す。

 

土曜日の朝に会場入りし、シングルスピード、マスターズ各カテゴリーを観戦。多くの知り合いを応援する。特にコッシーさんと部長のレースには胸が熱くなった。

 

前日試走は軽く。と思っていたが、いつも競っているBikeLunch小林さんが現れ、おりゃおりゃやってしまう。楽しかった。そして、最後の確認と1周流していたら、石を踏みパンク。急遽、ともやんさんとこうすけさんに手伝ってもらい、タイヤ交換。ありがとうございました。

 

宿は36隊の皆さんとご一緒させていただき、会場すぐ横。これがありがたかった。

 

日曜日、目覚ましよりも早く起きる。外に出て少し固まった。雪だ!

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朝ごはんを食べ、ウエアに着替え、BUCYOブースでコーヒーを飲みながら、皆さんとあーだこーだ話す。朝試走はしない予定だったが、楽しそうなので1周だけ走る。うん、楽しい。レース3時間半前にカレーうどん2玉(餅入り)を食べてエネルギーは十分。

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そこにやってきたのが、Ruedaの面々。オーストラリアから帰国したばかりのおっちーさんがともさんと一緒にピット入って下さった。これほどまで心強いピットはいない。

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昼の試走では乗るところ、降りるところを決めながら、ライントレースの感覚をつかむ。乗り降りが多いこと、踏むよりもバイクコントロールを大切にしたいことからサドルを5mm程下げた。前日のパンクがあったので、空気圧は少し上げた。

 

ローラーでアップを始めると、隣にいるのは全国の強豪ばかり。そういや、バイクの準備をしながら話した相手は与那嶺さんだった。

 

スペアバイクをおっちーさんに預け、BUCYOブース前で集合写真。ドーピングに関する書類を提出し、招集を待つ。

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《メインバイク》

SCOTTO ADDICT CX 10 DISC

タイヤ:(F) IRC SERACCX TUBELESS 1.5bar

              (R) SCHWALBE X-ONE 1.5bar

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《スペアバイク》

SCOTTO ADDICT CX

タイヤ:(F) IRC SERACCX MUD TUBELESS 1.55bar

              (R) IRC SERACCX MUD TUBELESS 1.55bar

 

 

ゼッケン62、8列目。前にフラペのIT藤田さん。後ろにマツドさん、コッシーさん。スタート3分前、ともさんに上着を預け、ギアを確認し、前を向く。やれることをやるだけ。この特別な空気を楽しんでいこうとスタートした。

 

初めの舗装路を終え、第1コーナーを抜けると、自転車担ぎランニング大会が始まった。選手が密集し、バイクがぶつかる音が聞こえる。マツドさんが新雪の上を猛スピードで駆ける。そこに追従する形で一気に順位を上げる。やっとバイクにまたがったのはVキャンバー後の更に上。コースの1/4ほどをランニング。順位は上げれたが、脚を相当使ってしまった。周りを見るとゼッケン20番台。とんでもないところまで来てしまった。

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その後ポジションを維持することが出来ず、少し下がったが、近くにいるのは川村さん兆さん。ここで走り切れればと思う。下り基調なセクションでは、ミスせずラインを走ることに意識を向け、登りセクションで踏んでいく。1周目終了時で50位くらい。

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2周目以降はミスしたら抜かれ、ミスした人を抜くということを繰り返す。

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2周目後半でピットから「このままだと3周で切られるぞ」と声が聞こえ、それはいやだとペースを上げた。3,4周目は順位がさほど変わらず、最終周回に入った。ここで小さくガッツポーズ。すぐ後ろに川村さんがいた。(はず) ピットでは「完走で甘えんな!1つでも上を目指せ!」とおっちーさんから激が飛んできた。「はい!」と応え、残りの力を振り絞っていく。コースの一番高いところで川村さんに抜かれたが、後ろをついて行く。ミスした選手を2名ほどかわし、コースは残り僅か。

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落ち着いてコーナーをこなし、フィニッシュに向けた舗装路へ。下ハンに持ち替え、スプリント。前を走る二人をパスしてフィニッシュした。自然と笑顔でした。

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ゴール後、ともに走った選手と握手を交わし、サポートしてくださった方々に感謝を述べた。そして、お風呂に向かった。お風呂への準備は万端で、男子エリート最速の入浴だったと自負しています。

 

こうして文を打ちながら、多くの人に支えられた全日本だったなと思います。皆さんありがとうございました!思い返すと「ああすればよかったな」とたくさん出てきますが、あの場で出せたものが今の僕の実力です。まだシーズンは続くので、1つ1つ成長していけたらと思います。

次はWNP。僕にとって嬉しさも悔しさも味わった、思い入れのあるコースです。さあもう一度ここから。

 

photo by Kei Tsuji & Kikuzo & youkan & K.Kazuma