第26回シクロクロス全日本選手権2020 2020/11/19 CXNATS2020JP

Mel Elite

43位/67名出走(64%)

 

今年も全日本選手権に出場することができました。自分のことで言えば、幕張での落車があったにも関わらず、出場できたとこには驚いています。また、このコロナ禍において大会開催に尽力された運営の皆さんには感謝しきれません。

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アップダウンと深い泥、そしてキャンバーが特徴的なコース photo by KeiTsuji

大会1日目に会場入り。マスターズ35~39のピットに入ります。サポートするのは昨年の優勝者であり、チームの代表のオッチーさん。優勝候補筆頭であった村田選手には先行を許しましたが、力強い走りで2位!

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準優勝おめでとうございます!

大会1日目にあるオフィシャルトレーニング(試走)はパス。コースコンディションが変わることと、ウェアと機材を汚したくなかった。

 

マネージャーズミーティングに参加し、大会1日目を終える。 

 

大会2日目

《レース当日の食事》
6:20 朝食(白米、筍汁、唐揚げ、卵焼きなど)←新潟の米が美味い!
7:20 コーヒー
9:00 なめこ
9:20 ヨーグルト
10:10  バナナ
10:30  カップヌードルカレー
12:40  バナナ
13:45  アスリチューン(コーヒー)
レースまでにスポーツドリンク1Lを少しずつ飲み切る

レースは14:10から

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レース観戦をしながら食事を済ませる。

朝の試走では前日コースの外から見ていただけのラインの確認。しかし、これが全然乗れない。1周しただけで時間となった。

 

昼の試走では「乗車降車場所の見極め」と「トップ選手のライン」を確認。toyo frameのお二人の後ろを少し走らせてもらう。このおかげで、コース序盤の泥セクションに対していいイメージを作ることができた。

 

 

気温が1桁という寒さが予想されたが、日が出てきて思ったより暖かい。

着用したウェアは以下の通り。

インナー:MILLET…ドライナミックメッシュ(ノースリーブ)

インナー:MORETHAN…メッシュロングスリーブ

ジャージ:CLT…ワンピース

キャップ:CLT…チームキャップ(ドライ系)

ヘルメット:KASK…VALEGRO

アイウェア:SMITH…RUCKUS

グローブ:GIRO…DND

ソックス:SmartWool

シューズ:GIRO…EmpireVR90

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脚は出していく

使用機材は以下の通り。

バイク:SCOTT addictCX10(2018)

ホイール:sfiDARE PASSERO
タイヤ:前 (1.70bar) IRC SERAC CX MUD 
    後 (1.70bar) IRC SERAC CX MUD

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ネクストステージ島本さんに洗車をお願いし、バイクの状態はばっちり。

 

ゼッケンNO.69。最後尾左寄り。

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エントリー69名のゼッケンNo.69 気負うものはない

コッシーさん(All-City Cycles / 662CCC)の後ろ。その前には高田さん(Champion System Japan Test Team)スタートの上手いお二人の後ろなら大丈夫だろうという考えだった。しかし、、、動画をご覧ください。


レースの様子はこちら。

youtu.be

 

 最初の泥区間で前が詰まり降車。アスファルトとピット手前のミニキャンバーを無難にこなし、一番の難所であるキャンバーへ。左脚をペダルから外し、片足ケンケンで下る。登りは自転車を担ぎ、登った先で少し乗車。ここで大きなミス。左のコースネットにブレーキレバーを引っ掛けて落車してしまう。動画を見ていただくとわかるのだが、前を走る選手がネットに引っ掛かったのをいじった後に自分が引っ掛かった・・・恥ずかしい。

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最初の泥区間 photo by KeiTsuji

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キャンバーへの入り

落ち着いてネットからバイクを外し、キャンバーの担ぎランニングへ。ここはまともなラインが一つしかなく、無理をしてもしょうがない。試走で別のラインを試したが、リスクが高い上に遅くなってしまうことが分かっていた。

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一つのラインに行列 photo by kokiWatanabe

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無理せず落ち着いてこなす photo by KokiWatanabe

続いて深い泥の林間区間へ突入。ここはまともに乗れたものではないので、降りる判断を早くしてタイムロスを減らしていく。いつもなら降りたら全力ダッシュだが、ランニング区間が長いことと、最後に階段があるので、そこまでは温存する。階段でペースを上げ、1人2人抜く。

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泥のついたバイクが重い

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階段は辛いがギャラリーが多いから力が入る

階段を上りきると下り。とはいえここで足を止めるわけにはいかない。その後のちょっとした登り返しで減速しないためだ。そのままピット横を通過し、シケインを越える。

 

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下りでも踏む photo by KeiTsuji

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信州のシケインは高い

コーナーの連続するセクションを抜け一度舗装路へ。ゴール前の深い泥区間は潔く降車してランニング。トップ選手はすべて乗って通過したらしいが、自分にそれはできそうになかった。中途半端に乗ろうとして止まってしまうよりも、はじめから降りると決めていたほうがスムーズに進める。

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このセクションが一番好きだった

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コーナー出口の杭の位置が絶妙 速度を上げるとぶつかりそうになる

やっと1周完了。この時点で先頭の沢田選手・織田選手から3分遅れ。だからと言って自分の走りが変わるわけではないので、1つ1つのセクションを「丁寧に早く」を心がけて走る。

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後ろの山々が美い(レース中はそんなこと考えていない) photo by KeiTsuji

2周目の後半、ピット前でオッチーさんから「このままじゃ切られるぞ!」と激が飛んでくる。わかってはいることだが、いざ言われると「ペースを上げねば!」と力が入る。今出せる全力をとバイクを進ませ、3周回目に入る。

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区間ではバイクも足も重い photo by  AkifumiKawase

3周回目が自分にとって最終周回になる。まだ30分ほどしか走っていないはずなのに疲労が大きい。集中力が低下したのか、小さなミスが目立つ。階段に向け体力を温存しようと、泥の林間はバイクに跨り下る。試走でも試していたことなのに、なぜ1,2周目はやらなかったのか。終わってから後悔しているポイントの一つとなった。

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水分の多い泥のラインを下る photo by  AkifumiKawase

コース終盤に入ると前から選手が降ってきた。ゼッケン番号を見るに、上位で出し切り消耗して下がってきた様子だった。何とかあの選手をかわしたいとペースを上げ、最後の泥区間手前で前に出ることができた。80%ルールで切られることはわかっていたので、最後のランニングは全力で走った。順位をキープして、コース外へと出た。

 

全日本選手権はやはり特別。同じコースを走る選手、ピットのサポート、コース際からの声援、ここにしかない緊張感と高揚感が心地いい。順位としては、一昨年47位、昨年46位ときての43位なので、成長が感じられた。

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今回カメラ目線できなかったな photo by MikiOomori
大会開催に尽力された皆様はもちろんのこと、ブースやピットでお世話になったオッチーさん・マツドさん・島本さん、遠征の移動でお世話になった岩田さん・こっこさん・やぶさんをはじめ、多くの皆さんありがとうございました!またレース会場でお会いしましょう!

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お疲れ様でした photo by YutakaKunii

バイク:SCOTT addictCX10(2018)

ホイール:sfiDARE PASSERO
タイヤ:前 (1.70bar) IRC SERAC CX MUD 
    後 (1.70bar) IRC SERAC CX MUD

路面:泥(深い&重い) & アスファルト
天候:晴れ時々曇り
気温:16℃